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フィルムパッケージのモックサンプル、ダミーパッケージを極小ロットで作成。ここまでリアルに作れます!

 撮影用のダミーパッケージ、プレゼン用のモックサンプル、展示会の展示用ダミーサンプル…。
発売前や印刷前にパッケージ見本を必要とするシーンは様々にありますが、フィルムの質感や雰囲気を再現させたダミーを作るのはなかなか難しいものです。

当社開発商品であるフィルムパッケージ作成メディアでプリントしたフィルムなら、裏面にヒートシール可能なシーラントフィルムが貼り合せてありますので、シーラーでの溶着が可能となっています。卓上のヒートシーラーなどを使って本物そっくりのダミーサンプルが作成できます。

このページでは卓上のヒートシーラー使って、ポテトチップスなどの食品パッケージでよく使われる背貼りピロー包装のパッケージサンプルの作り方をご紹介します。

当社パッケージフィルムメディアについては、サイト内のこちらをご覧ください。

用意するもの

・展開された状態のフィルム
 デザインの外側に、折り位置や溶着位置のガイドを付けておきます。
・卓上のヒートシーラー
 フィルムを溶着する手動タイプのシーラーです。溶着タイプ、溶断タイプなどありますが、溶着タイプのシーラーを用意します。
・クリップ
・定規
・カッターナイフ
・ピンキングはさみ
 生地などを切るときに使うはさみ。溶着部分のギザギザカットを再現するのに便利なはさみです。
・中に入れるもの(今回はエアパッキン)

 ヒートシーラー

ピンキングはさみ

形状の確認

背貼りピロータイプの包装袋は下図のような構成になります。手順は最初に背貼り部分同士を貼り合せ、筒状にします。次に表と裏で筒状を半分につぶし、上下どちらからでも良いのですが、端の部分を貼り合せて袋状にし、中身を入れて最後に逆側を閉じて完成となります。次から具体的にステップバイステップで見ていきます。


手順

① 背貼り部分のシール

最初に背面の合わせ、筒状の形にします。

背貼り部分をクリップなどで留めて位置がずれないよう固定します。

ヒートシーラーで溶着します。
※温度や時間設定などは、機械の取扱説明書をご確認ください。あらかじめ余白などでテストをすることをお勧めします。

溶着の幅が狭い場合はクリップを外し、少しずつずらしながら2,3回繰り返しシールの幅を作ります。

シールした余白をカットして背貼り部分のシールが完了です。

② 底部のシール

次に底部分のシールを行います。
背面と同様に側面の折り位置をガイドで確認し、クリップで留めます。
このときにデザイン仕様の段階で決まってくることですが、①でシールした背貼り部分は左右のどちらかに倒しておきます。

同じようにヒートシーラーで溶着します。

③ 中身を入れる

底部分をシールして袋状になりました。
次は中身を入れます。
今回は細かく切ったエアパッキンを入れて内容物にあったボリュームを出します。

④ 上部のシール

上部のシールも同様にクリップで留め、合わせ位置を固定し、シーラーで溶着します。

⑤ 仕上げに上下のギザギザカット

上下の余分な部分をカットします。

 

さらに上下の溶着部分を、ピンキングはさみを使ってギザギザカットに仕上げます。
今回は3mmピッチのギザギザ刃のはさみを使っています。

実際と同じ質感のパッケージの完成です。

   

ガゼット袋やサイドシール袋も作成可能

この他に、サイドシール袋や側面に折込みを入れマチを付けたガゼット袋などのダミーサンプルも作成可能です。

マチ付きのガゼット袋も写真の様に作成できます。

2211_09当社製品である「インクジェットバルーン」の、サイドシール袋タイプの商品パッケージです。
今回は、手作りによるサンプルパッケージの作り方でしたが、ロール状にフィルムを作成して実際の製袋包装機に通すことも可能です。

この事例では、自動包装機にて製袋包装し、小ロット対応としてネット販売などで運用しています。

お問い合わせをお待ちしております。

ダミーパッケージ、モックサンプル、少部数のフィルムパッケージにご関心の方、またはサンプルをご希望の方は下記お問合わせフォームよりご連絡ください。

お待ちしております。

 

 

関連記事「エコソルベントインク搭載プリンターで、フィルムパッケージのデザイン、モックアップ、プルーフを作成」

 

 

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