Excel 2007、Excel 2010で便利!Excelで簡単に宛名ラベルを作成する方法。ラベル印刷ウィザードを詳しく解説します。

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目次

    宛名ラベルや表示ラベルなどの作成に便利なラベル用紙。A4サイズのシートに、面付が施されたラベル用紙をお使いではありませんか。

    当社では「楽貼ラベル」というラベル用紙を、15アイテムラインナップしています。

    「普段使っているエクセル(Excel)から宛名ラベルを印刷できませんか」というお問い合わせは、よくあるお問い合わせの1つです。

    Excel 2007、2010をお使いなら、ラベル印刷ウィザードという機能を使って、簡単に宛名ラベルを作成できます。

    このページでは、このラベル印刷ウィザードの使い方を、Excel 2010の操作手順に基づいて、ご説明します。

    Excel 2007、2010以外では、このラベル印刷ウィザードは使えませんので、ご注意ください。それ以外のバージョンをお使いの場合、以下にリンクでご案内しておりますので、ご参照ください。

     

    Excel 2013では、ラベル印刷ウィザードという機能がなくなっていますので、Excelで一覧データを整理し、Wordの差込機能を使用して、作成することになります。

    また、Excel 2007、2010では、ラベルテンプレートを印刷の度に、作成する必要がありますが、それが面倒という方もいらっしゃると思います(詳しくは後述します)。そのようなケースもExcelとWordを併用して、作成することで、ラベルレイアウトを繰り返し利用できます。

    この方法は、P.I.Y通信の中で、「Wordで簡単に宛名ラベルを作成する方法。差し込み印刷を詳しく解説」としてご紹介していますので、ぜひ、ご参考にしてください。

     

    さらに、最新版のOffice2016、Word2016、Excel2016を活用した差込機能を使った宛名ラベルの作成方法を、以下のページでご紹介していますので、参考にしてください。

    Office2016、Word2016、Excel2016最新版!差込機能を使った宛名ラベルの作成方法。

     

    また、宛名ラベルではなく、表示ラベルや商品ラベルを作成するなら以下のページが参考になると思います。    


    ExcelとWordの差し込み文書を活用。表を活用した表示ラベルや商品ラベルの作成方法。

    差込機能による宛名ラベルは初めてという方には、サンプルデータを使ったシミュレーションがわかりやすいと思い、以下のページを用意しましたので、ご活用ください。

    WordとExcel、差込機能を使った宛名ラベル、宛名シールの作成方法。サンプルデータをダウンロードして、完全マスターしてください。

     

    ソフトとして、Officeをお使いの方が大変多いと思います。お使いのWordとExcelのバージョンを確認し、上手に使い分けてください。

     

    話しを戻して、Excel 2007、2010のラベル印刷ウィザードを使うと、Excelだけで完結し、非常に簡単な操作で、ラベルを印刷できます。

    それでは、操作方法をご説明して行きます。

     

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    宛名データの整理

    まず、宛名データを整理します。

    1. Excelデータの先頭行(1行目)が項目名になります。
    2. 住所を建物名などで区切り、 「住所1」、「住所2」などに分割しておきます。使用するラベルの幅と文字の大きさによって、適宜、調整します。
    3. 宛名ラベルですから、敬称が必要なことが多いと思います。「様」以外に「先生」や「御中」など複数の敬称が必要な場合は、それぞれ作成してください。

    以下の様な、宛名データが用意できているとして、話を進めます。


    ラベル印刷ウィザードで使用し易くするために、データを少し、加工しましょう。


    使用する列をわかりやすい様に、先頭行を青く色付けしました。

    1. 列を挿入して、郵便番号の前に、「〒」マークをつけました。B2以下、B21までを「=”〒”&A2」と設定。
    2. 住所1、2はそのまま使います。
    3. 氏名+敬称の列を追加しました。G2以下、G21までを「=E2&” “&F2」と設定。名前の後に半角スペースと敬称を入れました。

    この4データを宛名ラベルとして、印刷します。

     

    ラベル印刷ウィザードを表示させる

    まず、ラベル印刷ウィザードが表示されているかどうかを確認します。

    「ファイル」から「印刷」、下部に「ラベル印刷ウィザード」が表示されているかどうかを確認します。下図では表示されていません。この場合は、「オプション」をクリックします。

    「ラベル印刷ウィザード」が表示されている場合は、次項の「ラベル印刷ウィザードで用紙を設定する。」へ進んでください。


    「アドイン」をクリックします。


    管理でExcelアドインを選択し、「設定」をクリックします。


    「ラベル印刷ウィザード」をチェックし、「OK」をクリックします。


    先ほどまでは、表示されていなかったラベル印刷ウィザードが表示されるようになりました。


    ラベルレイアウトを設定する。

    印刷する宛名データを選択します。この時、見出しを付けた先頭行を含めて選択します。


    「ファイル」から「印刷」、「ラベル印刷ウィザード」をクリックします。


    「先頭行を見出しとして使用する」をチェックし、「次へ」をクリックします。


    以下の画面が表示されます。


    今回使用するラベルは、「楽貼ラベル」12面四辺余白付・角丸、UPRL12Bを使用することとします。





    レイアウトは左の通りです。サイズの単位は、mmです。






    P.I.Y通信の「ラベルシールに定番の15アイテム!楽貼ラベルのラインナップ。テンプレートを無料でダウンロードできます」では、楽貼ラベル15アイテムのレイアウト図を確認できるとともに、

    • テストプリント用紙(PDFデータ)
    • Microsoft Word用テンプレート
    • Adobe Illustrator用テンプレート

    を無料でダウンロードできますので、是非、有効活用してください。

    「ラベルの種類」をクリックしながら、今回使用する「楽貼ラベル」12面四辺余白付・角丸、UPRL12Bに近いレイアウトを探して行きます。


    2列×6行ですから、このレイアウトが近いですね。

    「楽貼ラベル」は業界標準とも言えるラベルレイアウトを採用していますので、よく探していくと同じレイアウトがみつかる場合があります。なお、小数点は第二位で四捨五入されて表示されています。

    ここでは、新規ラベルのレイアウト作成の方法をご紹介する目的から、このレイアウトを使って、調整して行きましょう。

    「新規ラベル」をクリックします。


    先ほどのレイアウトサイズに変更して行きます。単位はcmです。小数点第1位までは▲▼を使って、第2位は直接入力します。


    数値を入れていると、エラー表示が出てくる場合があると思いますが、小数点第1位までは▲▼を使って、第2位は直接入力するルールに沿って、項目を設定して行きます。


    最後にラベル名を英数文字で付け(この場合は「UPRL12B」)、「OK」をクリックします。

     


    (ユーザー定義フォーム)に、「UPRL12B」という名前で、レイアウト情報が登録されました。


    なお、小数点は第2位で四捨五入されて表示されます。


    この「UPRL12B」のレイアウトを今後も使用する場合、(ユーザー定義フォーム)から呼び出して使用できます。

    「次へ」をクリックします。

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    ラベルテンプレートを作成する。

    「UPRL12B」という名前で、レイアウトを作成できました。次に、ラベルテンプレートをデザインします。


    宛名で使用する列をわかりやすい様に、先頭行を青く色付けしましたが、使用するのは、


    • 〒+郵便番号
    • 住所1
    • 住所2
    • 氏名+敬称

    の4データです。それぞれ選んで、「>」をクリックします。

     

    4データがラベルテンプレートに配置されました。デザインを進めます。


    マウスの矢印が、十字の矢印になりましたら、列のデータを動かすことができます。マウスの左ボタンを押しながら移動させます。


    6つの□で囲まれた列のデータ(下では{住所2})のうち、右側の2つの□の真ん中辺りに、マウスの矢印を持っていくと、⇔に変わります。



    マウスの左ボタンをクリックしたまま、右に動かして、データの入る大きさをラベル幅いっぱいまで、拡げて行きます。


    列のデータを選んだ状態で、文字の大きさを変えたりするなどデザインを調整していきます。

    文字種を変えたり、線や図形、文字なども加えることが可能です。

    宛名ラベルですから、簡潔なデザインで、文字の大きさや文字の入る幅、位置などを調整しました。



    ここでの注意点は、文字の大きさや文字の入る幅が、用意したエクセル情報の最大文字数が入る大きさに設定できているかどうかです。


    文字の入る幅が狭いと、文字が途中で切れてしまうことがあります。

    「プレビュー」をクリックして、確認しましょう。

    プレビュー画面です。1ページ目、2ページ目を重ねて表示しています。 



    「閉じる」で戻ります。


    用意したエクセル情報の最大文字数の個所が、プレビューで、文字が切れずに表示されているかが、チェックポイントです。


    もし、文字が切れている場合には、文字の入る幅を広くしたり、文字を小さくしたりして、文字が切れないように調整します。


     


    文字が切れないように調整できましたら、「印刷」をクリックし、プリントします。


    冒頭で、前述しましたが、ここで調整したラベルテンプレートの文字の大きさや位置、幅などが保存できず、ラベルを印刷する度にラベルテンプレートを調整する必要があることが留意点です。

    宛名ラベルはそれほど複雑なデータではありませんので、印刷の度に調整することも、慣れてしまえば、気にならないという方も多いと思います。

    それでも、それが面倒という方は、ExcelとWordを併用して、作成することで、ラベルテンプレート(レイアウト)は、繰り返し利用できます。

    Wordで簡単に宛名ラベルを作成する方法。差し込み印刷を詳しく解説」をご参照ください。

     

    最新版のOffice2016、Word2016、Excel2016をお使いの方は以下を参考にしてください。

    Office2016、Word2016、Excel2016最新版!差込機能を使った宛名ラベルの作成方法。

     

     

    なお、ラベル印刷ウィザードでは、プリンターの設定ができません。手差しトレイから印刷したい場合などは、プリンターのデフォルト設定を手差しトレイに設定する必要があります。
    ウィンドウズのスタートからデバイスとプリンター、お使いになるプリンターを選んで、右クリック、プリンターのプロパティから基本設定で給紙方法を設定してください。
    ラベルのプリント後、給紙方法を元に戻すこともお忘れなく、設定してください。

     

    ご説明しようとすると、たくさんのプリントスクリーンで、結構な文字数になってしまいますが、それほど、込み入ったことが必要な訳ではありません。

    慣れてしまえば、普段から使い慣れているExcelだけで完結し、素早く、宛名ラベルを印刷していただけると思いますので、是非、ご活用ください。

     

     

    はがしやすく、楽に貼れる「楽貼ラベル」

    前述しましたが、当社では独自の「楽貼加工」を施したOAラベル用紙15アイテムを「楽貼ラベル」のブランドでラインナップしています。


    ラベルサイズや面付、無料のテンプレートなどについては、「ラベルシールに定番の15アイテム!楽貼ラベルのラインナップ。テンプレートを無料でダウンロードできます」から。

     

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    ※Office、Word、ExcelおよびInternet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。

    ※Adobe、Illustratorは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標です。

     

     

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