D.M

“人に寄り添い、会社とともに成長する”
未経験からはじめた総務としてのキャリア
士業事務所での各種手続き業務や法人向けの営業職を経て、これまでの経験を生かしながら長期的に就業できる環境で働きたいと考え中川製作所に転職したDさん。総務業務は未経験からのスタートでしたが、多くの方との関わりの中で総務の面白さを感じてお仕事をされています。
今回は、総務部にて中途採用され入社4年目、人事領域をメインに担当されているDさんにインタビュー。転職の経緯や、入社前後のギャップ、これからの展望などをお聞きしました。
プロフィール
本社総務部 所属。2021年3月、中川製作所に中途入社。現在は、新卒・中途社員の採用業務、社員向け研修の企画・実施、社内規程の改定から、人事システムの設定・運用などの業務に従事。社員の相談窓口として、新入社員の定期的な面談も担当している。
「仕事と家事だけで終わらない毎日」を叶えてくれた会社
―中川製作所に転職されたきっかけは何だったのでしょうか?
前職では法人向けに金融商品を販売する営業職をしていました。毎月、目標の売上金額達成に向けて活動を行っていましたが、目標を達成できないと次の査定のときには給与が下がるような仕組みだったため、私の力不足ではあったのですが、長期的なキャリアを考え、安定した収入で働ける環境を求めて転職活動をしていました。その中で、中川製作所にご縁をいただき入社することになりました。
―転職先として中川製作所を選んだ理由を教えてください。
前々職の士業事務所で、社会保険の手続きや給与計算、規則作成の業務をしていた経験があったため、総務の仕事で自分が貢献できることもあるかもしれないなと思いました。エージェントに相談したところ、「人事・総務の仕事は社内の様々な部署の人たちに依頼をする場面も多いので、社内で営業をするような側面もあり、前職の経験も生かせるのでは?」とアドバイスを受け、いろいろな人とコミュニケーションを取りながら仕事ができるところが面白そうだなと思ったんです。事務系の募集は、欠員が出にくい上に応募数も多い職種ということもありますし、なかなか総務未経験の自分の書類に合格を出してくれる企業もありませんでした。その中で、私の書類に目を留めてくれたのが中川製作所だったんです。私が選んだというより、人気の職種で応募者数も多い中、目に留めて選んでいただいて本当にありがたい限りです。
―入社を決めた背景や、入社して感じたことを教えてください。
前々職のときは、毎日少なくとも2時間程度は残業をしていて、残業が多いときは日付を超えてから帰ることもありました。だいたい平日は疲れて晩ご飯を作る元気もないので、休みの日に一週間分のご飯を作り置きしていました。せっかくの休みも家事をやるだけで終わってしまい、長期的なキャリアを考えたときに、仕事と家事に追われているだけの人生で良いのか疑問に感じ、退職した経緯があります。そういった経験から、中川製作所の選考を受けたときは、ワークライフバランスを保てるような環境かどうかをよく確認させてもらいました。長く勤めたいと思っていたので、無理を言って「本社総務部の他の社員の方のお話も聞かせていただけませんか」とリクエストしたところ、内定を承諾していないにもかかわらず、快く本社総務部の全員と話をさせてくれて、「こんなに親身になってくれる会社は他にないな」と思い、入社を決めました。
―実際に入社してみて、ワークライフバランスについてはどうですか?
入社前に聞いていた話の通りでギャップはありませんでした。休みの日にまとめて一週間分の食事を作り置きすることもないので、毎日帰りの電車の中で、晩ご飯のメニューを考えながら帰ります。美術館に寄って帰ることもありますし、最近ボーナスでバイオリンを買ったので、自宅に帰ってから練習することもあります。豊かな毎日を送れていると感じています。
「一番のファン」として社員を応援する
― 採用から定着まで、人に寄り添う総務の仕事
―総務部ではどんなお仕事をされているのですか?総務部での仕事の面白さについても教えてください。
基本的には人事領域を担当しています。まず、私が採用された背景として「新入社員の定着率を向上させたい」という会社の意向がありました。早期離職に繋がってしまう原因はいろいろあると思いますが、何か相談したいことがあるときに、配属先の上司以外で気軽に相談できる環境をつくることからはじめようと、毎月1回新入社員との面談を実施しています。また、少子化や就職活動の早期化が進む中で、多くの企業にとって新卒採用も年々厳しい状況になっています。そういった中で、縁の下の力持ちとして社会を支える中川製作所の魅力を学生さんに伝えていくことは、難しくもあり面白くもあるところだと思っています。
―Dさんがこのお仕事を通して、特にやりがいを感じるのはどのようなときでしょうか?
当社の会社名をご存じの学生さんはほとんどいませんが、当社で製造・販売している製品は誰もが一度は目にしたことがあるはずです。私の説明を通して「自分が携わった製品が社会を支えていく、より良くしていくことの面白さ」が伝わり、当社に入社を決めてくれた方が、現場に出て活躍している姿を見ると、やりがいを感じるというか、とても感慨深い気持ちになりますね。自分が採用に関わった社員については、一番のファンになったつもりで、いつも応援しています。
「伝統」と「挑戦」が共存 会社とともに社員が成長できる環境で
―中川製作所の職場環境や雰囲気について、感じることを教えてください。
年齢や社歴に関係なく、同じ目線で話してくださる先輩方が多い会社だと感じています。当社は歴史のある会社で、入社前に体育会系部活動経験者も多いと聞いていたので、正直に言うと、伝統を重んじる保守的な体制で、熱血すぎる方がいるのではないかと少し懸念していたところがありました。実際に入社してみると、それが杞憂だったことがすぐに分かりました。会長、社長をはじめ、先輩方が紡いできた熱い想いに共感している社員が、そのバトンを繋いでいるという意味では、引き継がれるべき伝統がたしかに引き継がれ、その一方で、若手の革新的な意見でも、お客様や社員の利益に繋がりそうなことであれば取り入れてくれるような挑戦を続ける精神があり、「時代とともに成長し続けていける元気がある会社」という印象を持ちました。実際にご来社いただけると、少しその雰囲気は感じていただけるかもしれません。
―今後のDさんの目標や、お仕事を通じて挑戦したいことを教えてください。
入社時は、「何か困ったことや、分からないことがあったら、とりあえずDさんに聞いてみよう!」と思ってもらえるような存在になれたらいいなと思っていたのですが、ありがたいことに入社4年目でいろいろな方からお声がけをいただけるようになりました。次の目標として、総務部の一員として、「会社全体の利益を考えながら、もう少し広い視野で長期的に物事を考える」ことができるようになれたら良いなと思っています。今は少し目先のことに気を取られすぎているところがあるので、100年続く企業を目指していくうえで会社にとって何が必要か、そのために自分には何ができるかを意識して仕事ができればと思います。
―最後に、中川製作所への入社を考えている方々へメッセージをお願いします。
このページを見ていただいている方の中には、もしかすると説明会や選考といった場面でお会いすることになる方がいらっしゃるかもしれません。採用担当としてお伝えしたいのは、「面接のために、無理に自分を作らなくても大丈夫」ということです。当社の面接は、私たちから一方的に質問を投げかける場ではなく、お互いに理解を深めながら、募集しているポジションとマッチしているかどうかを一緒に探っていくような対話の時間にしています。質問の背景や意図も必要に応じてご説明しながら進めていきますので、リラックスして臨んでいただけたら嬉しいです。
もしご縁が繋がらなかった場合でも、それはその方のご経験や想いにぴったりのポジションを、当社がご用意できなかったというだけのことだと思います。他の場所で、きっとご活躍されることと思います。たとえ一時の選考でご縁がなかったとしても、将来どこかで取引先やお客様として、あるいは新たなポジションの選考でまた出会えるかもしれません。そんなときにも「中川製作所って良い会社だな」と思っていただけるよう、これからも成長を続けていきます。
まずはこのページにご興味を持ってくださったことに感謝しつつ、お一人でも多くの方とお会いできることを楽しみにしています
ある1日のスケジュール
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2025.6.23 記事作成