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パネル加工、パネル貼りを詳しく解説。ポスターのパネル作成は、コツさえつかめば、簡単ですよ。

出力した印刷物をどのように掲示するか、画びょうで留める、両面テープで貼る、額に入れる、その他いろいろなやり方があると思います。お金はかけずに、質感良く効果的な掲示物を作りたいという時に便利なのが、スチレンボードに貼り込んでパネル仕立てにするという方法です。

パネル加工物は店頭POPなどの販促物として目を引きたいアクセントに使われています。またスチレンボード自体は軽いので天井から吊るした店内のPOPなどもよく見かけます。

展示会などのパネル掲示では、掲示物を立体的に展示でき、手軽に効果的な演出が可能で、印象がずいぶん変わります。

さまざまな場面で使われているパネル加工物ですが、業者などに委託しないとできないものと思っている方が、中にはいらっしゃるかもしれません。実は意外と簡単で、コツをつかめば誰でも簡単に作成することができます。

ここでは、出力された印刷物を専用の道具などを使わず、最低限の道具でパネル加工する方法をご紹介します。

 

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スチレンボードについて

発泡ボードなどと呼ばれるポリスチレンでできた軽量なボードです。

粘着がついていないプレーンタイプ、片面に粘着がついているもの、両面に粘着がついているものがあります。

厚みは3mm、5mm、7mmがあります。パネルを作成するのであれば5mmか7mmの粘着付きのものをお勧めします。

スチレンボードは性質上、空気中の湿気によりボード自体に「反り」が発生してしまうことがあるようです。
そういった反りを軽減するため特殊な紙が貼り合わされているスチレンボードもあります。

短期間で使用するものについては、反りが出始める前に使い終わるため、気にする必要がないかもしれませんが、長期間使用する場合や、保管して再び使用するようなものには、長期間使用しても反りの少ないスチレンボードを選ぶと良いと思います。

作成

準備

まずは下記の物を用意します。

  • カットする前の断裁トンボ入りの印刷物。
  • 作りたいサイズより大きめに切り出した粘着付きのスチレンボード
  • テープ(ガムテープなど)
  • 柔らかい滑りの良い布
  • カッターナイフ
  • 定規

手順

02-11-021. 粘着面を上にし、ボードの上下をテープなどで台に固定します。今回はガムテープを使っていますが、ボードの使う部分より外側に貼る必要があります。 少しボードにかかっているくらいで充分です。

ボードが台に固定されていると、後の貼り作業が楽に行えます。


02-11_032. 固定できたらはく離紙のみをカッターナイフでカットしスリットを入れます。位置は固定したテープのすぐ横あたりです。はく離紙1枚だけを切りたいので、ほんの少しボードに刃を入れるイメージで切っていきます。ボードに刃が入っても問題はありません。

02-11_043. はく離紙にスリットをいれたら、そこからはく離紙を剥がして折り目をつけます。剥がす長さはサイズにもよりますが、A1サイズで5センチ程度です。
はく離紙に折り目だけをつけて元に戻します。

02-11_054.はく離紙を戻したら、印刷物をボードの上に置き、貼る位置を決めます。2でスリットを入れた位置を基準にすると良いでしょう。
位置を決め印刷物がボードに収まっていることを確認します。

02-11_065.位置を決めたら動かないよう押さえながら印刷物をめくり、ボードのはく離紙を3でつけた折り目まではがします。

02-11_076.めくった印刷物を戻しながら、粘着面がむき出しになっている部分に貼り込んでいきます。
印刷面を傷付けないように軽く押さえながら貼ってください。

これで貼り出しの位置が固定されました。

02-11_08b7.ここからボードに貼り込んでいきます。少しコツが必要です。

(左手) 貼る印刷物をボードから少し浮かしながら、たるまないよう常にピンと張って持ちます。

(右手)裏のはく離紙を全体の3分の1程度ゆっくり剥がします。

02-11_098.(左手)はピンと張っておきながら、(右手)で柔らかい布を使い貼っていきます。
貼り方は図の矢印のように中央から外側に、上に下にと均等に貼り進めていきます。

はく離紙を剥がしたところまで貼ったら、(左手)は常にピンと張っておきながら、(右手)ではく離紙をまた少し剥がし、貼り進めていきます。
この流れを繰り返してボードに貼り込みます。

02-11_109.貼り込みができたら、次はカットです。カットする時は、カッターマットを使用してください。
1回で切ろうとするとボードに厚みがあるため刃が引っかかり、力を入れて切る必要があるため危険です。1回で切ろうとせず、2回、3回となぞるようにして切ってください。    
カット用の定規は写真のようなL字アングルなどを両面テープなどで付け、押さえのガイドにするとカット作業がより安全に行えます。定規のしなりもなくなり、つまみにもなるので持ちやすく、作業の効率も格段にアップします。作り方は、サイト内「ケガ防止と作業効率UP!安全ガイド付きカット用定規の作り方。」をご覧ください。

02-11_12いかがでしたでしょうか。大きさによっては慣れが必要ですが、パネル加工は意外と簡単なことがおわかりいただけたと思います。

さらにもう一工夫

02-11_11できあがったパネルにさらに組み立て式のアルミフレームを取り付けることもできます。掲示物が品よく仕上がり、コーナー部分の保護にもなるので長期使用でも品質を保つことができます。

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外注する場合やサインディスプレイ

ポスターなどのパネル化の方法をご紹介してきましたが、手っ取り早く、外注したい場合にも、是非、ご相談ください。

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下のオレンジの「お問い合わせフォーム」からご要望などを入れていただき、お問い合わせいただければと思います。
よろしくお願いいたします。

 

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