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紙や印刷業界で使われている「坪量」「連量」って何?紙の厚みを表す単位を知ろう!

最終更新日:2017年06月20日

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一つここで問題です。紙の厚さはどんな単位で表わすかご存知でしょうか?

「厚みなんだから、長さの単位m(メートル)を使うんじゃないの?」と思われた方、もちろん正解です。

しかし、紙や印刷の業界の中では、他にも様々な単位で紙の厚みを表現しています。紙厚、坪量、連量など、一般には聞き慣れない単位で表現されています。ここでは、そんな紙の厚みを表す単位について、ご紹介していきます。

 

紙厚 【µm】

「紙厚」。読んでそのまま、紙の厚さ。わかりやすいですね。英語ではCaliperやThicknessと表記されます。「長さ」の単位「m(メートル)」を使って表わされます。

さて、ここで小学校の算数のおさらいです。1ミリメートルって、何メートルでしたでしょうか。

答えは、1000分の1メートルが1ミリメートルです。

同じ”m”と”m”で紛らわしいですが、ミリメートルの「mm」の後ろの”m”は、長さの基本単位「メートル」、その前についている”m”は10-3(1000分の1)を表す接頭語「ミリ」です。

  1mm = 10-3m = 1/1000m

しかし、紙って薄いですよね。よほどの厚紙でない限り、1mmにもなりません。0.123mm、のような表記になります。

そこで、ミリメートルと合わせてよく使われているのが、10-6(1000000分の1)を表す接頭語の「µ(マイクロ)」をつけた「µm(マイクロメートル)」です。

  1µm = 10-6m = 1/1000000m

例えば0.123mmの紙は、123µmと表記されます。なんかスッキリしますよね。

なお、「µm」は”m”を省略して「µ」とも表記され、”ミクロン”と読まれていましたが、「µ (ミクロン)」は計量法の改正により現在では法定計量単位から除外されています。しかしながら、現在でも口頭では「µm」を「マイクロメートル」と読まず、「ミクロン」と呼ばれることが多いようです。

まとめるとこんな感じです。右に行くほどシンプルですね。

  0.000123m(メートル) = 0.123mm(ミリメートル) = 123µm(マイクロメートル) = 123µ(ミクロン)

 

坪量 【g/m2

「坪量」。「つぼりょう」と読みます。いきなり聞きなれない単位になりました。「米坪(べいつぼ)」や「米坪量(べいつぼりょう)」、「メートル坪量」と表記されることもあります。英語ではBasis Weightです。

単位は「g/m2」。”g”は重量の単位「グラム」、”m2”は面積の「平方メートル」です。つまり「1平方メートルあたりの用紙の重さ」を表す単位です。

レーザープリンターの設定画面で厚紙を選択するとき、「厚紙1 (100~169g/m2)」などと表記されていることもあるので、目にされている方も多いと思います。

なお、「g/m2」は「GSM (grams per square meter)」と表記されることもあります。

さて、ここで「紙の厚みの話なのに、何で重さなの?」とつっこまれそうですね。「坪量」は紙の基本となる規格の1つで、紙業界では日常的に使用されています。一般的に、用紙が厚くなればなるほど重量が増していくので、紙の厚みと同じような意味合いで使われます。

但し、紙の種類によって密度が違うので、異なる銘柄の場合には、坪量が同じ=紙厚が同じ、ということにはなりません。

数値のイメージとしては以下の用紙が参考になります。

  一般的なコピー用紙:64g/m2

  官製ハガキ:209g/m2

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連量 【kg】

「連量」。「れんりょう」と読みます。コレがクセモノです。

まず、そもそも「連」という言葉が、一般的に馴染みがないと思います。

ここでいう「連」とは、ある一定のサイズの紙1,000枚(板紙の場合は100枚)を表す単位です。「R」で表記されることもあります。

製紙メーカーや紙商、印刷会社などの間で取引する場合には、紙を大量に取り扱うことが多いので、このような単位が使用されます。

例えば4,500枚を発注、という場合には4.5連と表記されます。

  1連(1R) = 1,000枚

「連量」とは、この1連あたりの重量のことで、単位は「kg (キログラム)」を使用します。上記の「坪量」とは以下のように計算式で換算することができます(洋紙の場合)。

  坪量(g/m2) = 連量(kg) × 1,000(g/kg) ÷ 1,000枚 ÷ 面積(m2)

  連量(kg) = 坪量(g/m2) × 面積(m2) × 1,000枚 ÷ 1,000(g/kg)

さて、ここで「坪量」と同じように、「連量」も一般的に数値が大きいほど厚い紙、と考えたくなるところですが、落とし穴があります。それは「連量」が「”ある一定のサイズ”の紙1,000枚の重量」ということです。ここでいう”ある一定のサイズ”には決まりがないため、同じ紙でも、基準とするサイズが変わると、「連量」も変わってしまいます。
例えば、「坪量」が64g/m2の紙の場合は、サイズによって「連量」も以下のように変わります。

03-02_02

なお、よく「55kgの紙」や「90kgの紙」などの言い方をされる場面が多いですが、特にサイズについて言及がない場合は、四六判での連量を指すことが多いようです。
しかしながら、上記の通りサイズによって異なりますので、必要な場合は、どのサイズでの連量であるのか、確認してください。

「連量」で比較する際には、必ず同じサイズのもので行いましょう。

 

 

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